渓流にて。

竿とん

2012年09月10日 14:10

ちょっと人に『フライフィッシングを教えて』って言われましてね。


我が家にミーナが来る前は、熱心に出かけておりました。
朝早くに出かけるから、ミーナが連れてけって騒ぎます、
一度連れて行ったら川で大はしゃぎしちゃってね、
連れて行かなかったら、それはそれで大騒ぎだし。

で、なんとなく遠のいておりました。

そうは言っても、年に一度くらいは渓流でロッドを振っていましたが、
ここのところ・・・・
ロッドとリールが重く感じちゃうし。
目が悪くなっちゃって、老眼で糸が針を通らず、
乱視で投げたフライが見えず・・・・
おまけにアマゴやイワナが出ても、反応できずに合わせられない。
しまいにゃ、集中力が1時間強で尽きてしまう・・・・。
こりゃもう、やめた方が良いってもんですけどね。(笑)


教えてと言われたら、自分なりにちょっと頑張っちゃう性格でして。
乱視は大きくて見やすいフライを作ることにして、
老眼は、とりあえず100均の安い老眼鏡をいくつか買ってきて、
とにかく手元が一番大きく見えるものを使うことにして、
ロッドとリールの重さで肩こりしちゃうのは・・・・
ま、自分で楽しむ分には、テンカラ竿でいいやっと、
反応の遅さはちょっと練習でなんとかカバーして、
集中力が切れたらやめようっと。


え~、必要のない前置きが大変長くなっちゃいましたが、
人に教えるには、とにかく勘を取り戻すということで、
久々にゆっくりと渓流を歩きました。



釣りとか関係なく、ココを歩くだけでかなり 森林セラピー的な、
ヒーリング効果で病んだ心が洗われるようです。

この日は、肩が張るのを避けるためテンカラ竿を使います。
っと、すぐに来ました。
アマゴのちっちゃいやつ。



このサイズになると、逆に掛けるのに難しいっす。
久々の感触を確かめながら、川の中をヨロヨロと歩きます。
お!来た来た!!



正確に測ったわけじゃないけど、竿の巻いておる部分が約20センチ、
それとほぼ同じ大きさですから、20センチくらいですね。
それも、こちらで合わせた記憶がなく・・・・
『ああぁ?あぁぁ~!あ~あ~あ~っ!』
って言っているうちに、アマゴさんの方で勝手に引っかかって
くれた感じです。
なんという、優しいアマゴ様。

特に管理されていない川で、たまに地元の小学生が行事で
アマゴの稚魚を放流する程度の川ですので・・・・
でも、小学生や中学生、はたまた大人からご老人まで、
誰でも手軽に釣りができる川なので、なかなか大きな魚体と
会えるわけではありません。
20センチは 良しっ といたしましょう!!
もちろんリリースです。

っと、この後20分ほどで集中力が終わりまして、早々に竿はたたみますが、
久々に入った渓流ですから、このまましばらく沢を登ります。
ま、わかる人にはわかるでしょうけどね、なるほど。
好きなわけだなぁ・・・・。(笑)
良い川だなぁ。
水は冷たくて気持ちいいし。
釣り用のウェーダーを履いているから、川の中でも平気ですが、
素足だったら冷たくて10分と入っていられないですよねぇ~。
上は土砂崩れ等が発生していて、工事をしているみたいです。
この川はね、どんどんどんどん登って行くと鉢伏山の中腹まで
行っちゃうんですよ~~。
(っと、誰ということもなくさりげなく教えて・・・・。)


夜。
昼間の渓流釣行を思い出しつつ・・・・
反省会をしつつ・・・・
ちょっと、うぃすき なんていただきながら・・・・。
老眼に優しいフライを巻くことに。
フライを巻く作業は、やはり細かな作業が多いのでして、
ここでもやはり進行しつつある老眼を感じながら、
こんな人工的なド派手なピンクを使ったフライを巻くなんて
っとか、ちょっと悔しがったりしておりますが、
寄る年波には逆らえずに、渓流魚に嫌われそうなピンクの
ウィングで大き目なフライを巻きました。




フライが見えなきゃ釣りにならず・・・
良く見える派手なフライは魚に嫌われる・・・

釣れても釣れなくても、フライが見えないっていうストレスよりは・・・・
いいのかねぇ~。(笑)